幸せ論

最近、高速で鬱の螺旋を駆け下りています。
特に何が不満な訳でもないんだけど、無性に悲しい気分というか、満ち足りない気分になります。
大学選びや会社選びで、特に失敗したわけじゃないって思っているのに、理系に進んで研究に没頭していたり、地元の大学に進んで出世や高い給料は貰えなくても、いわゆる幸せな家庭を築いたりといった、可能性として選べた世界に、無性に心を惹かれます。
あの日、あの時、あの場所で、もしも違う選択をしていたら…
なんていうのか、自分が認識している能力と自分に求められている能力に差がありすぎて、精神的に負担がかかりまくっています。
無能な自分を、いかに有能に見せれば良いんだろう。
何も出来ない素の自分を隠すために、出来る自分の仮面をかぶっていたら、いつのまにか、本当の自分が分からなくなってきました。
人の言葉の裏を読まずに、素の自分のままで、生きてみたい。
ないものねだりをしても、詮無きことなんでしょうけど。
幸せは遠くにありて、思うものってとこですか。